ねこ好き必見、世界ねこ歩き

ねこが好きな方なら必ず知っているのではないかと思う岩合光昭の世界ねこ歩き。

f:id:nekopictures:20190814220104p:plain

知らない人のために解説すると、世界的な動物写真家の岩合光昭さんの番組であり、岩合さんはカメラマンだ。このように番組がカメラマンの名前を冠すことは後にも先にもないのではないだろうか。なおBSプレミアムというNHKの番組として週に何度も放送される。是非録画されたし。

 

どんな番組かというと、世界中のねこを岩合さんらのレンズとカメラを通して観る番組であり、岩合さんは撮影のときにねこへしゃべりかけるので映像に声が入る。また、短く編集して放送される際はねこについての解説をもしてくれる。

 

カメラマンとは所詮カメラマンでしかなく、どんなに驚いても視聴者の気分を害したり邪魔にならないために声は絶対だすべきではないがこの番組は違う。また、ねこを撮影する岩合さんを撮影するシーンなどもあり、今までの映像作品とは一線を画す。それほど凄い方であるともいえる。

 

私がカメラを始めたきっかけは釣りのときに釣れた魚や釣り場の景色をスマホよりきれいに納めたかったからである。今やスマホなるものがあるが昔はガラケーであった。時にはDSでもあった。それらに比べればスマホはきれいに思い出を残せるし、必需品なのでいつも携帯するから絶対に記録できる安心感がある。一方ガラケーやDSは別に持って行く必要も薄いから結構な頻度で持って行き忘れて記録できずに終わってしまうことがあった。

 

大きく脱線してしまったので話を戻すと私は最近ではねこを撮るためにカメラを買ったような物である。そして岩合さんを尊敬してオリンパスのフラッグシップであるOM-D EM1 MARK2を買ったようなものである。なぜ尊敬しているかというと圧倒的に上手な写真ばかりだからだ。変に劇的なraw現像もしてないし派手な演出もしていない。なのにどの写真も上手なのだ。そういうところにアマチュアとプロの差を私は感じる。

 

一番上のねこ歩きの写真だが、とても収まりがよく、観ていてとても落ち着く。私には構図とかの詳しいことはわからないがかなりきっちり考えているのではないだろうか。もしその写真が中央にねこの顔がくる日の丸構図であったらとか、右上の緑がなかったらとかいろいろ考えるとすぐに写真としての質が下がってしまうように感じる。つまりその状態が一番完成された写真となっているのだ。少しでもずれるともうだめだろう。これが本物のプロの仕事なのだなぁと感心する。

 

https://www.olympus.co.jp/features/iwago/

 

一応このリンクから岩合さんの撮った写真がたくさん見れます。あたかも撮った写真をカメラのプレビューでそのままみているかのようです。

 

観てもらえばわかっていただけるだろうが、どれも自然な色をしているし奇をてらったシーンもなく私やフルサイズでぼかすだけが能のへたっぴフォトグラファーとは違い適度なボケorパンフォーカスなのだ。パンフォーカスとは背景までまったくぼかさない技法のことだ。

 

自然な色とは変にレタッチしてないということである。最近のインスタや一般的にエモいと言われるような写真は塗り絵のごとくこってり色味が追加、変更されている。ある意味では偽りの写真ともいえる。ただ印象に残る写真になるのは間違いない。ただ、岩合さんはそうはしない。あくまで自然のなかの生き物ということが伝わる色味で観ていて疲れない。

 

奇をてらったシーンとは、猫拳法の人や面白動画、猫の貴重な行動の瞬間とかのことである。それらのシーンはどうやったら撮影できるかと言うと、おもちゃを使うのだ。おもちゃを使って野良猫と遊びながら撮影するとジャンプしてる写真や拳法をしているかのようなダイナミックな写真が簡単に撮れる。おとなしそうな猫の野性的な一面が見られると評判の一方、写真のためだけに野良猫の体力を奪うなという声もある。確かにねこのみせる自然な瞬間ではなく意図的に作りあげられた写真である。無論そんなことは岩合さんはしない。

 

そして一番関心するのが変にボケを多様しないことである。ボケてる写真とそうでない写真を見せられたときに、多くの人はボケてる写真を良いという。これは以前も言ったが、ボケた写真はスマホで撮るのは難しい上に主題を明確にする効果があり、またプロっぽい写真のように見えるのだ。フルサイズ人気はボケも大きなファクターだ。それほど人々にとってボケは大事な存在なのだ。

 

ただ岩合さんはボケた写真をたくさんは撮っていない。オリンパスで撮っているからというのも要因やもしれないが、背景ボケボケの写真より背景もくっきりわかる写真やある程度背景を想像できる写真が多い。これは岩合さんのこだわりでもある。もっとわかりやすく言うと、猫がいたとき一般人は画面いっぱいに猫を写す。しかし、岩合さんは周りの環境を含めて写すので猫どアップではないのだ。

 

わたしのような素人が猫を撮るとやはり背景をぼかして猫に視線を行くようにする。これをもし背景もぼかさないで写すとどうなるかというと、背景にも気を取られるのでごちゃごちゃした写真になってしまう。そうならないのがうまい人やプロの写真だと私は思う。その差は構図や光をいかに読むかというところだろう。

 

勿論岩合さんもぼかすときはぼかす。最近のねこ歩きでは機材の関係かよく背景がボケているシーンが増えた。ただしプロなのでどのシーンも切り取って写真として売れるくらいに美しいのだ。写り的にソニーのフルサイズビデオカメラにシグマの135mmあたりをつけていそうだ。ねこの毛はしっかりシャープに一本一本写り、背景はボケる。このメリハリはすごい観ていて心地いい。もし自分が同じ装備をもっていてもそういうシーンは撮れないだろう。なぜならボケボケの背景でさえ気を遣って撮影しているからだ。

 

岩合光昭の世界ねこ歩き という番組は私のようなへっぽこカメラマンに撮影のこつやプロとアマチュアの差を教えてくれる素晴らしい番組だ。猫をとるひとはねこ歩きで勉強するべきだと思う。どのシーンも切り取って写真として成立するようなシーンを動画でずっと観れるのは並の教科書より勉強になる。これだけでもNHKの受信料を払う価値を感じる。

 

私が番組を通して学んだこと

 

ボケでごまかさずに構図とかをしっかり考えて観ていて気持ちのいい写真を撮る

どアップよりも周辺の環境のわかるように撮る

派手なレタッチをしなくてもうまい写真はうまい

おもちゃやえさを使わずともいい写真は撮れる

被写体への感謝とコミュニケーションを忘れずに

岩合さんは聖人である

岩合さんはねこである

等々

 

というところだ。とりあえずねこ好きは絶対チェック。

 

(わざとねこと猫を使い分けたのがわかってくれたらうれしい)