raw現像を始めてもうじき半年を過ぎたくらいになるだろう。いい作例や写真はどうやらレンズやカメラの性能よりもraw現像の腕前にかかっていると気がつき、今も試行錯誤をしている。フォトショップを使うようになったのはここ1~2ヶ月のことでまだ全然使い方とかがわかっていない。ただ、フォトショップ(以後フォトショ)はとても素晴らしいことはよくわかった。
何が素晴らしいのか?
純正のraw現像アプリケーションのあとにフォトショを使うと絶対に驚くこと間違いなし。というのは編集でできることのバリエーションが尋常ではない。なんでもできるのではないか?と数回しか使ってないが感じざるを得ない。
そしてレタッチの能力も凄い。純正アプリではシャドーやハイライトを弄ったところで曇り空を青空に変えることはできないが、フォトショであればシャドーを+に思いっきり動かして、ハイライトを思いっきり-にもっていけばすぐに青が見えてくる。これには本当に驚いた。
さらにさらに彩度を増せば一気に晴れの日へ生まれ変わる。
純正アプリならハイライトとシャドーを弄りすぎても大きな変化はない上に写真としてのバランスが崩れてしまってとても不自然な感じになってしまう。有料なだけあってそんなことは度を超さない限り起こらない。
その曇りを晴れに変えた写真は人物が写っているので掲載はできないがこちらの写真を見ていただきたい。
全体的に暗いのがみてわかる。なぜこうなったのかというともの凄く晴れていたため、ファインダーをのぞいた際に私が露出のミスをしてしまったのだ。それと空の青々さを出そうと露出をアンダーにしたからだ。色彩を強調するにはやや暗めに撮るといいと写真の教科書にも書いてあった。ただ、家に帰ってみてこれはがっかりなのだ。
もう一度言っておくがこの写真は良く晴れた日に撮ったものだ。肉眼では空も海も青々していた。
そこでオリンパスのworkspaceというraw現像ソフトの出番だ。さてさて下手っぴなりに頑張って現像したのがこれ。
とりあえず露出を+してシャドーを+、ハイライトをやや下げて左の木と全体的な暗さを消しにかかった。このとき下手に明るくすると
なんか奥の空の色が破綻している。
ただ純正ソフトではもう少し青を濃くてきれいにしたいと思っても私の腕のなさも相まって思い通りにいかず、とてもむずがゆい。
ようやくフォトショ様の出番だ。フォトショで弄るとこうなる
彩度も上げ上げにして青も欲しい青になった。とっても夏っぽい。記憶色とでも言おうか。本来はもう少し控えめな青ではあるが思い出ならこれくらいのほうがかえって良いように感じる。
ただやり過ぎたために左の木がマゼンタがかってしまった。まぁ別に私のような素人以外この写真をみせることはないのだからそれでもいい(あっ、ブログに載せてる時点で矛盾している···)。一応これでもマゼンタを消しにかかったつもりではある。
さらにもっとやり過ぎて見たのがこれ
編集してるときは"いい感じいい感じ"と思っていたのだが、見返してみるとなんじゃこれ、空の色がさすがに不自然すぎるなぁとなった。ずっと見てると気持ち悪い。はじめはよかれと思ってもレタッチもやり過ぎは良くない。
ただフォトショが純正ソフトではなかなか到達できないところに簡単に到達できるのだ。やった作業は純正ソフトでしたことと変わりがないがここまで変わるのだ。本当にフォトショが好きになりそう。
とりあえずカメラ買ったもののエモい写真とれないじゃんけ、スマホのほうがイイって思う人は是非使って見て欲しい。
以上。