AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
こいつ、バケモンでした。
「妥協で買ったら、手放せなくなった」
世界中で繰り返される現象、その理由をぜんぶ話します
こいつ、バケモンでした
330gで逆光最強、開放から使える、安い。文句ある?



- 結論から言います
- 28mm f/1.8Gってどんなレンズ?
- 実際の写りはどうなの?
- 弱点もぜんぶ話します(フォーカスシフト問題)
- 競合と比べてどうか
- こんな人に超おすすめ
- ミラーレス(Zシリーズ)で使うと化ける話
このレンズ、中古で3〜4万円で買えます。でも写りは本物です。
「f/1.8ってf/1.4の廉価版でしょ?」と思ってたら大間違いで、28mm f/1.8Gにはナノクリスタルコートが入ってます。本来ならプロ向けの高額レンズにしか使われない技術です。逆光で他のレンズが死ぬ場面で、こいつだけが生き残ります。
2012年発売のFマウント用広角単焦点です。当時ニコンが勢いよく出してた「f/1.8Gシリーズ」(50mm、85mmと続いた)の広角版で、D800シリーズの高画素に耐えるように設計されています!
1時代前の単焦点というと、開放は使えないから絞るが当たり前でした。
そんな常識を覆したレンズ群がGシリーズだと思います!



28mmという画角は「広角なのに自然なパース」というギリギリのラインにあります。24mmだと歪みが気になる、35mmだと窮屈…という人が最終的にたどり着く場所です。
やっぱり収まりがいいし、広角過ぎない。
35mmだけだと収まらなくて悲しい思いをすることがあるけど、28mmなら大丈夫


重さは330g。たばこの箱くらいの横幅くらいの長さで、見た目の割に拍子抜けするくらい軽い。一日中持ち歩いても全然疲れません。
Z6につけてもこんな感じです。
開放f/1.8から中央はシャープです。「開放は甘いのが当然」と思ってるとびっくりします。絞ればf/4〜5.6で全域が揃って、風景でも余裕で使えます。



色は素直でほんのり暖色寄り。いい意味でニコンらしい描写。色気があるかと言われると微妙ですが、素直でシャドーの感じが硬め。秋の風景とか撮ると「あ、これがニコンか」ってなります。
ボケについては、28mmにしてはよくボケます。近づけばf/1.8でしっかりボケてくれる。ただ広角なので「ボケを主役にしたい」なら素直に50mmや85mmを使いましょう。
開放での周辺光量落ちはちょっとあります。でもこれ、ポートレートで中央に視線を誘導するときには逆にいい効果になります。均一露出が必要な建築・複写系の撮影では絞ること必須です。
「フォーカスシフト」というのは、絞り値によってピント面が移動する現象です。f/1.8でジャスピンでも、f/2.8に絞ると後ピンになるケースがあります。
回避策は3つ。
① AF微調節:よく使う絞り値に合わせてカメラ本体側で補正する。
② ライブビュー撮影:センサーで直接合焦するのでシフトの影響なし。
③ ミラーレスで使う:FTZアダプターでZシリーズに付けると完全解決(詳しくは後述)。
あと鏡筒はプラスチックです。安っぽく感じる人もいますが、330gの軽さの代償なので割り切りましょう。マウント部は金属で、簡易防滴のゴムシールあり。実用面ではまったく問題ないです。
| レンズ | 重量 | 価格帯 | ナノクリ |
|---|---|---|---|
| 28mm f/1.8G(本機) | 330g ✓ | ◎ 安い | あり ✓ |
| 28mm f/1.4E ED | 645g | × 高い | あり |
| 35mm f/1.8G | 305g | ◎ 安い | なし |
| Sigma 28mm f/1.4 Art | 865g | △ 高め | — |
f/1.4E EDとの違いはシンプルです。f/1.4Eは「究極の描写」を求める人向け。f/1.8Gは「高画質を毎日持ち歩きたい」人向け。用途が違います。
Sigma 28mm f/1.4 Artは描写では上かもしれないけど、865gを常に持ち歩けますか?という話です。ストリート撮影でSigma Artを常用できる人、尊敬します。
ちなみに35mm f/1.8Gにはナノクリがないので、逆光耐性だけでも28mm f/1.8Gの方が上です。
実は今、このレンズが第二の黄金期を迎えています。
Z8やZ6IIIにFTZアダプターで付けると、一眼レフ時代の弱点がほぼ全部消えます。

フォーカスシフト問題 → 撮像面AFなので解決。瞳AFもちゃんと動く。
手ブレ補正なし問題 → ボディ側のIBISが補正してくれる。
画質の不安 → Z9とかの高画素センサーに普通に耐えます。
しかも今の中古相場は2〜4万円台。Zネイティブの28mm単焦点を新品で買うより圧倒的に安い。コスパ最強すぎます。
それに28mmの単焦点でF1.8のレンズはありません。
NIKKOR Z 28mm f/2.8は確かに評判はいい。

たしかにめっちゃちいさい。でも、広角はどうしてもボケにくいので、F2.8よりF1.8がおすすめです。
スマホ写真と1眼の大きな違いはボケじゃないですか。
広角でF2.8を使うとどうしてもボケは減る。ならF1.8を使いましょうよ
厚みは二倍になるし、値段は中古でも変わらないけど、絶対にF1.8を買う価値がある。
アマゾンのレビューも結構いい感じです。作例や客観的な意見聞けるのでおすすめ
↑ここから各サイトの値段みれます
Fだからって妥協で買って、手放せなくなるレンズ。世界中でそのサイクルが繰り返されています。
チャートで完璧を求めるなら他を選べばいい。でも「軽く持ち出して、逆光でも絵を壊さず、開放から使えて、財布にも優しい」——その全部を満たすFマウント28mmは、これしかない。