こんにちは、ねこぴくです!
今日はニッコールの35mmの単焦点レンズのMTF曲線の比較をしていこうと思います!!
さて、そもそもMTF曲線って何なの?という方向けに軽く解説すると
グラフが上に張り付いてるほど高解像でヌケよくシャープということです!
www.nikon-image.com
さて、もうどんどんやっていきましょう!
NIKKOR Z 35mm f/1.2 S
質量:1060g
本当に豪華なレンズですね。徹底的に画質に振り切っているのがわかります。
F1.2の時点でFマウントレンズのF1.8よりいいという。これは本当にすごいレンズですよ。
F1.2からヌケがよくて透明感があり、かなりシャープ。F1.8まで絞ればカリッカリでボケはとろとろという最近のレンズらしい感じになっているのではないでしょうか
NIKKOR Z 35mm f/1.4
質量:415g
最近出たF1.4非Sシリーズですね~
解放では近年の単焦点にしては解像度はそれほど高くないものの、十分使えるレンズですね~
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
質量:370g
さすがSラインという感じ。F1.2のレベルが高すぎるだけですが、かなりの高画質
50mm F1.8 Sほどではないが十分な解像度
AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
質量:600g
F1.4は解像度そこそこという印象です。抜け感という雰囲気に振ったレンズです。もちろんF1.8やF2から普通にシャープなレンズになりますが。
レンズの良し悪しはMTFであらわせないものの、解像度やヌケは大体予想がつきます。
AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
質量:305g
F1.4のレンズが2010年発売で、こいつは2014年発売。やはり設計が新し目なだけあって、かなりの画質が期待できますね!
MTFの曲線の感じがF1.4に似ているので、それを参考に設計されたのかもしれませんね。中古の値段も安いので、こいつをZで使うのは割とありですよね~
ここからは比較
ZのF1.2 VS F1.4
画質とボケを求めるならF1.2一択ですね。F1.2は異次元のレンズに仕上がってます。
F1.2はF1.8の3倍の重さと4倍の値段です。それさえ納得できれば、本当に素晴らしいレンズだと思います!F1.2でこのハイレベルMTF曲線はやばいですね
ZのF1.4 VS F1.8
やっぱりSシリーズのF1.8の方が画質などはアドバンテージがあるなと。
F1.4はF1.4というボケが魅力的ですねー。沼をつくるニコン、さすがです。
F1.2、F1.4、F1.8で個性をずらすのは賢いやり方ですよねー。
ソニーなんかはF1.8を撒き餌、F1.4を高画質としています。そこにF1.2のさらに高画質なのを用意してもF1.2はあんま際立たないですよね、
F1.8を高画質にして、F1.4を雰囲気重視、F1.2を最高級にすることでF1.2の存在意義ができます。
Zレンズを並べるとこう
悩ましいですねー
お次はFマウント
自分ならF1.4も魅力的だが、レンズ構成が値段に対して贅沢なF1.8を選びますねー
MTFからは判断できないですが、F1.8のレンズがかなり良い、ニコンの良心を感じます
ZのF1.2とF1.4の比較です
これはもう、重さ値段以外で理由がなければF1.2に買い替えましょう。
かなりF1.2がいいですね。
新旧F1.4対決
解像度はZのほうが高いが、総合的な画質ではFマウントのF1.4かもですね。
Fのほうが周辺部まで高画質になってます。Zは軽いので、悩ましいですねー
いまF1.4のFマウントがあるのであれば、重さに疲弊してない限り買い替えはいらないかなと
ZのF1.4 VS FマウントF1.8
なかなかのいい勝負ですねー。僅差でFマウントの勝利ですかねー
ほとんど僅差なので、Z買うならF1.4へのボケ量のステップアップだが、F1.8とF1.4のボケ量はとんでもなく差があるわけではないので難しいとこですね
お次は一番需要がありそうな新旧F1.8対決
ZのF1.8 VS FのF1.8
解像度・抜け感で言えば、Zですね。周辺の画質もだいぶZがいいです。
しかし、FのF1.8もだいぶ高性能なレンズなので、緊急を要してなければ買い替えはまだいらないかなと
この両方のレンズを使って大きな差を見つけるのはなかなか難しいのではないでしょうか
解像感で不満があるならZに買い替えはありですね
最後に全比較
自分も35mmはよく使うので、どれに買い替えるかめっちゃ悩んでます。
正直いまのFマウントのAF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDをZ6につけて不満はないです
AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDの作例でも出しましょうか
jpeg撮って出しでいきますね
キヤノンほどではないにしろ、やや色温度高めにでるレンズです。
背景のボケ量も多すぎず少なすぎず
この画像を27インチディスプレイに映したとき、その精緻な雰囲気と立体感、これが3Dハイファイってやつかとなりました
日常を切り取るのが35mmなのです。この自然な画角がうれしいのです
コントラストもほどほど高めでシャープですが、局面によってはやや紫のフリンジがでます
空の青は濃過ぎず薄すぎずという塩梅です
発売が2014年ということもあり、現代的なクリアさとキレを開放から持ち合わせています
紹介したレンズたちのレビューや値段が見れるリンク載せておくので、チェックしてみてください~
Nikkor 35mm F1.2 S
説明不要の現代最高峰のレンズのひとつですね。Fマウントからの脱却と次世代のハイエンド高解像度レンズとして語り継がれることでしょう
Nikkor 35mm F1.4
ボケのやさしさと雰囲気を重視したオールドレンズと現代のレンズのハイブリッドになっています
Nikkor 35mm F1.8 S
F1.8でSシリーズで軽くて画質がよい素晴らしいレンズです。庶民派価格ではないですが、Zユーザーはこれですね
35mm F1.4G
Zが出るまではニコンユーザーにとっての頂点のようなレンズでした。その性能はいまだ健在!
35mm F1.8G ED
私の愛用レンズ。めっちゃ使ってます。とにかく軽くて画質良くてFマウントなのでフィルムカメラにも使える万能さ。
中古で3万前後で買えるのでチェックしてみてください!
シグマの35mm F1.4 HSMも魅力的ですよねー
今回紹介こそしていませんが、シグマ特有のシャープさと光学のみですべてを補正しようというエンジニアリングの心意気、素敵です。
製品クオリティも素晴らしく、Zでもまったく使えるとおもいます!ちょっと重いですがね
よいカメラライフを!