せっかくノートPC買ったけど、容量がいっぱいで重い、、、
メモリ不足でエラーがでる!
HDDをSSDに交換したい!
動作が少しでも早くなれば、、、
そんなお悩みを解決できるかもしれません。
え、でも難しいんでしょ?
そんなことありません。ねじをまわしたことがないような文系機械音痴にんげんでもできました。
多くの人のお役に立てればと思います!
必要なもの
・そこそこ精密なドライバ
・分解する勇気(じつはそんなにいらない)
・作業スペース
このくらいじゃないでしょうか。必要な部品などは後々URL付きで添付するのでご安心ください。
パソコンというのは大量生産されていて、スマホと違い分解に対して寛容です。分解することでメーカー保証が受けられないという脅しが説明書に書かれてますが、分解したかどうかなんてメーカーにはわかりません。
なお元から分解できないパソコンもあるようです。確認方法としてはパソコンを裏返しにしてみてネジがあるかどうかです。ねじがなければ強硬手段を使って外せますがリスクです。大抵のパソコンはねじで外せます。
ちなみにそこそこ精密なドライバーを買うべきと書いた理由は、パソコンについているねじはどれも貧弱だからです。コストカットなのでしょう。なので百均やホームセンターの安物ではねじを潰して二度とパソコンが分解できなくなる可能性があります。
なのでまじで工具はイイものを買いましょう(経験者は語る)
私はなんとねじ山を潰してしまったことがあります。あっけなく潰れるので本当にヒヤッとします。それにねじ止め剤が塗られていて回すのに少し力がいります。国産の工具を買うのがよいです。
たかが工具、されど工具です。高々一回の分解とはいえ何十万するパソコンをダメにしないためなら工具が少し高くても問題ないですよね。分解できなくなったら本末転倒ですし。
分解手順
私のmouce B5-R5をもとに説明します。
まずパソコンを裏返して
この面にあるねじをすべて外します。
すべて外すと、背面カバーが外れかけてぱこぱこしてくると思います。
まだ完全に外れたわけじゃないので硬いときもありますが、どうにかして外します。思ったよりも大変な場合もあります。
外すとこんな感じ
mouce b5 r5のカスタムでメモリとHDDの増設が可能なのがわかっていたので当然ではあるが、上部中央のがメモリ
そして下部左端がHDDの増設場所。
開けてみてわかったが対応するHDDの厚さは7mm。HDDにはデスクトップpc用で主流の9mmと薄型の7mmがある。
当然厚いほうが容量がでかくて安い。一方で7mmはせいぜい2TBが最大で相対的に値段が高い。
あとHDDとパソコン本体を固定するためにねじが絶対必要なのでお忘れなく。
増設する部品
まずメモリですが、いろいろ規格があります。第一にノートパソコン用とデスクトップパソコン用の二つがあります。どこのショップでもデスクトップ用とか分けて書いてくれているのでそこはそんなに心配いらないです。
一番大事なのはメモリの世代です。DDR1~DDR4まであります。まぁ最近のパソコンなら確実にDDR4だと思います。このメモリの世代はしっかり調べないとピンの数が違ったりして使えないので注意です。
メモリはDDR〇-2666など世代の次に四桁の数字が並びます。これは動作周波数を意味していて、数字が大きいほど動作が早いです。ですが、お持ちのパソコンがどのくらいの周波数まで動作できるのかによります。正直ノートパソコンでメモリの周波数の違いってそんな感じないので安いのがいいなら2666未満、なんとなく早いほうがいいなら2666以上を選びましょう。最近のパソコンなら2666以上で問題ないと思います。
メモリの容量ですが、大きいほうがいいです。認識する上限はあるにしろメモリの多さはマルチタスク時の仕事の早さと高負荷時の処理能力の速さに直結します。
もともとのメモリを外して容量増やすのもいいと思います。トータルで16GBが無難ではありますが、64GBでも全然いいと思います。私は16GB×2枚で32GBにしました。これは一昔前には考えられなかった超ハイスペックPCのようですww
メモリがどれくらい必要かはパソコンの"CtrlとShiftとEsc”のキーを同時押ししてタスクマネージャーからみれます。平常時で稼働率50%以下がいいと思います。
私は32GBなのにメモリ稼働率が42%でした。つまり16GBだったら稼働率90%だったかもしれません(そんなことないけど)
メモリは余裕があるとパソコンが判断すると、勝手にいろいろな処理に使用されてしまうらしく、そのせいで42%なのだと思います。
いまメモリ8GBで稼働率が50%以上なら16GB、余裕が欲しいなら32GB以上にすればいいと思います。
各ストアのメモリの値段がここから見れます
個人的にCrucialというマイクロンメモリのメモリを推奨します。この会社は日本にも生産工場があり、半導体メーカーの中でも5強に入ります。なんといっても安定した品質と性能がウリです。
アマゾンの値段のわかるリンク置いときます
安い謎のブランドのメモリは動作の保証ができませんし、超精密電子部品の塊なので少し高くても有名なメーカー品を買いましょう。あと偽物もあるので並行輸入品とか怪しそうな店はやめましょう。
ほかにはシリコンパワーやアイ・オー・データですかね。
次にHDDですが、ぶっちゃけ種類少ないので有名なメーカー(東芝、WESTERN DIGITAL、Kioxiaなどなど)から容量と値段をみて適当に決めるのがよいかと思います。
で、一番大事なのは厚さです。絶対に7mmを買いましょう。9mmは安いですが、コンパクトなノートパソコンには入らない可能性が大きいです。私のMouce b5 r5は9mmは入りませんでした。なので7mmにしときましょう。
そしてサイズは2.5インチです。HDDのrpmとかいろいろ気になるでしょうが、動画をバシバシ読み込んだり書き込む人以外は気にしなくて問題ないです。
重い動画や画像を扱うならrpmの前の数字や転送速度が大きいものを選びましょう。
どのみち有名メーカー品しか選択肢がなくなります。
なのでよくわからなければくどいようですが、SandiskとかTOSHIBA、WESTERN DIGITALにしましょう。安物は突然データが消えるとか割とシャレにならない話を聞きます。
アマゾンなどのショップで値段がわかるリンク置いときます
私は2TBのこれを買いました
で、ねじも絶対忘れずに。これがないとHDDとパソコンが固定できず、PC内で宙ぶらりんになります。HDDは振動に弱いので絶対NGです。
取り付け手順
分解さえ終わればあとはもう簡単です。
まずはメモリから
開封しましょう。先っちょの金色の部分とか電子部品がついてる部分は触らないほうがいいです。あと静電気やらに弱いので慎重に持ちましょう。
この右側の何も刺さっていないスペースにメモリを差しこむだけです。
差し込んだら下にメモリを押します。両端の金属のガイドの突起がメモリの両端の溝といい感じにはまってカチッと音がします。小学生でもできます。
完成!
しかし、メーカーによってはメモリの固定がかなりキツイ場合もあります。ですが、大体の場合はすんなりいくと思います。
次にHDDの増設。2TBのを買いました。
開封ぅ
厳重な袋なので開けるのに少し苦労。右側の端子は触らないようにしましょう。
次にパソコンのHDDを取り付ける場所を確認します。
ここで中央左にあるねじを外してHDDを固定する部品をパソコンから取り外します。
そしたらHDDを固定していきます。ちなみに
この中央のやつにHDDの金色の突起を差し込みます。なので画像はないですがHDDとそれを固定する部品の向きとかに気をつけましょう。
HDDを固定する部品の穴とHDDの側面の穴の位置は一致するので
HDDをパコっと押して穴の位置を揃えます。この穴は両端にあります。次にそれらをねじで固定します。
そしたらパソコンにとりつけましょう
外したここのねじをとりつけ、HDDの金色の突起に
このSATAケーブルを差し込みます。たぶんこのケーブルは元々PC内についていると思います。
完了!
ちなみにHDDの一部分は謎のクッションみたいなものでパソコンと固定されるようです。意外とアナログです。もちろんねじ止めもしてあるので外れないですが。
あとはPC底面のカバーを取り付けなおしてねじを締めれば元通りです。