ねこぴくです!
みなさんはフィルムカメラで写真って撮りますか?まぁ普通はデジカメですよね。
私はフィルムとデジタルの二刀流で写真を撮ってます。
フィルムはF80、デジタルはZ6とニコンで揃えました。このコンビ、割とスキがないんですよね。
Z6にFマウントレンズを使えば、同じくFマウントのF80とレンズを共有できます。
しかもF80はかなり小型で、レビューはこちらからどうぞ
まぁF80はちょっとデカい(?)レンズキャップとして活躍してくれてます笑
フィルムで写真を撮っていると必ず必要なのが、”フィルムの購入"です。
念のため説明しておくと、フィルムカメラってのはシャッターを切れる箱のようなもので、それ自体では写真は撮れません。
フィルムを適切にとりつけて、シャッターを切り、フィルムに光を当てることで写真がとれるのです。
フィルムの値段はこれまでおおよそ1000円~2500円くらいで24~36枚ほど撮れた。
まぁだいたい1シャッター50円っていう感覚。
そしてフィルムを薬剤で"写真"にする際の現像代がかかる。
それがフィルム一本につきだいたい800円前後。
このままだとパソコンでは見れないので、現像したフィルムをデジカメで撮影してもらい、データをCDに移してもらうのだ。
だいたいそれが200円前後。
つまりはフィルムを買ってから、パソコンで写真を確認するまでに3000円近くかかっているということだ。
ここからが本題である
なんとここ最近、異常なまでにフィルムが値上がりしている。
理由は二つあって、一つ目はフィルムを作っている会社がそもそも値上げをしたからだ。原材料費の高騰とあるが、実際は需要の激減なのではないだろうか。そして二つ目が、フィルムの生産終了である。生産終了により、買えるフィルムの種類が大幅に減った。そしてマニアの買い占めや転売が価格高騰につながってしまっている。
富士フィルムのホームページだが
は??値上げ率最大88%だと??
2023年6月のことである。
これは割と自分の中でフィルムを辞めるべきか悩むほどとなった
88%の値上げは恐ろしく、2200円だったフィルムが次の日にはなんと4900円に!!!!昨日まで涼しい顔してたやつが急にお坊ちゃんになったんだぜ
これはProvia 100fのことだ。しかもこいつはリバーサルフィルムといって現像代が2000円近い笑
リバーサルフィルム愛好家は7000円近く払って36枚の写真を撮ると言うわけだ笑笑
やばくね???
実はこれまでも値上げが繰り返されてきた
2022年にも値上げしている。この時は、まだぎりぎり許せたが、割とこれが限界かなぁというラインだった。
そして2023年の値上げ。それに伴うフィルムの品薄。
今日都内のフィルムを扱うお店を10店舗ほど訪れたが、どこもまともにフィルムがねぇ。
というかみんなのフジカラー100すらない。このフィルムはどこでも安価に手に入る代名詞であった。いまやなんと1600円。品切れでどこにもなかった。
売れ残ったフィルムはおおむね4000円台で、こいつらに見慣れると2000円しなくてどこでも売ってる写ルンですが安く感じる
このままいくと写ルンですを分解してフィルム取り出す人増えるんじゃね?って思った。
私の想像では今回の値上げでフィルムを買う人は減る。
品薄も相まって、現像されるフィルムも減る。
ここからが自分の恐れている死の始まり
フィルムは昔ながらの現像機と入手が困難になりつつある現像液により行われる。
現像してくださるのは、写真屋さんだ。
この写真屋さんが廃業になると思う
正直需要の低いフィルムの現像を細々としてくださる写真屋さんには感謝しかない。
このページからもその大変さが伺える。
21年前の故障したら終わりの機械をぶん回しているのだ。現像に使う現像液は使用期限がある。一度にたくさんのフィルムを現像しなければ、高価な現像液の元手を回収できない。
つまりは
フィルムの高騰
→フィルム人口の減少
→現像に出されるフィルム数が減少
→倒産する写真屋が増加
→フィルムは買えても現像ができない状態に!
→死ぬしかない
というわけだ。
自分たちにできることはフィルムを買ってどんどん現像に出すことであろう。
が、私にはそれがそろそろ無理そうだ
さらば愛しフィルム写真よ。
Fin