nekopictures~ねこぴく!~

魔法騎士レイアースを観た (ネタバレなし)


ちょうど今さっき観終わったので余韻に浸りながら感想を書こうかと思う。ネタバレは極力控えるよう努めます。

 

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概要としては

1993年11月から1996年4月まで『なかよし』で連載されたファンタジー漫画作品。また、1994年から1995年にかけてアニメ化され、1997年にはOVA化もされた。 

 とりあえずとても凄いアニメであったとこは間違いない。子供向けとして夕方に放送され、今から20年近く前のアニメだ。

 

カードキャプターさくらでお馴染みのCLAMPによる作品であってまぁ少女向けではあるが少年や"大きなお友達"が観ても十分楽しめるアニメである。

 

このアニメのざっくりとしたストーリーは

 

東京タワーにいた主人公である3人の中学生の女の子が突然異世界であるセフィーロに召喚され、マジックナイトとしてセフィーロを救うために奮闘するといったところだ。

 

勿論全話みたらわかるけど、つらい酷な救いようのない悲しい話だ。まさかそんな展開になるとはと観ていて驚かされた。勿論最後はハッピーエンド調ではあるが、結局過去は変えられる訳ではなく、悲しさを乗り越えてそれを未来に繰り返さないようにしただけである。

 

夕方に放送されたアニメなので、正義は勝つ、友にやさしく、きれいで優しい心を持とうというスタンスであるが、やっぱ人間完璧じゃないというシーンもあり、結構現実感を感じさせる。まぁでも登場人物は皆いい人ばかりだ。ただ、それが他人の心を傷つけることさえあるのがこのアニメ。

 

セフィーロは意思の国であり、心の強さが力の強さでもあるという設定になっており、友やセフィーロを救いたいという意思の強さで敵を倒す。それらの課程では感動的なシーンが多々ある。大人になると純粋さを失って他人を信じなくなってしまうが、このアニメの純粋な友を信じる心とセフィーロとは無関係だった主人公たちがセフィーロを救おうとする無償の愛のようなものに心を打たれる。

 

人間関係に疲れている人とかは心を癒やされるアニメであること間違いなし。

 

 

 

そもそもこのアニメを観ようと思ったきっかけは実は主題歌であった。後期の最終回直前のOPの

 

光と影を抱きしめたまま

 

という曲である。歌手は田村直美さん。この曲は本当に素晴らしい。気高い曲であり、聴いていると勇気がでてくる曲だ。自分の中での名曲ランキングトップ10には入ること間違いないしである。本当に好きな曲なのだ。アコースティックギターのジャカジャカの爽快な感じもいいし、イントロの感じも大好きだし、言うまでもなく田村直美さんのパワフルな歌声も大好きなのだ。何千回というレベルで聴いているが未だに飽きてない。何千回も聴いたのでCD音源収録の際の音割れみたいなのがあるのも知っている。

 

レイアースを見終わってからはもっと好きになった。その理由は歌詞がこのアニメに合わせてあることに気がついたからだ。

 

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左から

獅堂 光(しどう ひかる)     

龍咲 海(りゅうざき うみ)

鳳凰寺 風(ほうおうじ ふう)

使える魔法は順に 火、水、風

であり名前や髪の色とリンクしている。

 

光と影を抱きしめたまま という曲名の"光"は獅堂光の"光"でもあり、影というのはアレのことである。ネタバレはしない。

 

そのほか歌詞に光、海、風を連想させるワードやらなんやらがいっぱい含まれている。

アニメみなきゃわからなかった。

 

そして前期OPの

 

ゆずれない願い

 

www.youtube.com

 

これもまた名曲なのであるが、先ほどの曲のほうが個人的に好き。曲調は明るいロック調である。軽快で冒険という感じがしてくる。視聴者にこのアニメが異世界RPG的なやつだと思わせるには十分である。ネタバレはしないのでこれ以上は言わない。

歌手は同じく田村直美さん。

 

ゆずれない願いという曲名はセフィーロは心の強さが力の強さで、願う力の強さでもあるから、それをゆずらないというのは曲とアニメのリンクを感じさせる。

 

そのほかにも曲はあるが個人的にこの二曲がとても好き。是非是非観ていただきたい。曲もアニメも。