チルト式液晶というとみんな
''なんでバリアングルにしないんだよ''
と文句ばかりいう日とが多い。実際バリアングルのほうが自撮りをする時は便利だ。
しかも最近の機種のほとんどはバリアングルになっており、搭載していない機種は旧世代のカメラだとか欠点だとか散々なことを価格ドットコムやTwitterで言われている。
本当にダメなのだろうか?
ソニーはチルト式を結構推していてつい最近までチルトなのが糞と文句をよく言われていた。
チルトをバリアングルに変えることはどう考えてもメーカーにとっては簡単なことだ。
撮影者は撮影の幅が広がると思っている。
本当にそうなのだろうか?
バリアングル搭載のE-M1 MarkⅡと憎き(?)チルト式搭載の初代GX7を最近使っていて
チルトは便利
という結論に達した。
バリアングルは確かに自撮りができるし理論上不可能なアングルはない。
ただし大きな問題を抱えていて
バリアングル液晶をつかうと光軸からずれるのだ。
どういうことかというと
バリアングル液晶を使うにはまず液晶をパコっと取り出してくるりと回転させなければならず、ワンテンポ多い。
しかも光軸と一致していないから水平をだすのが感覚的じゃなくなるし構図を考えるのがめんどくさくなります。まぁ真剣に構図を考えるというよりは狙った被写体をしっかり納めるということのほうが意味合いとしては強いです。
これがチルトなら
シュっとスライドさせるだけ。難しいことは一切無い。
ローアングル、例としては猫撮りだとかやネイチャー系にはバリアングルよりチルトが受けると思う。そんな経験を昨日猫撮りをしたときに感じたので
こういう写真が簡単に撮れます。GX7撮って出し。結構いい色味してると思いませんか?
ただ拡大してみると塗り絵なんですよね。。。
E-M1なら絶対バチピンで毛の一本一本がわかります。画素数なのかなぁ。
パナソニックはGX7に関しては結構アーティスティックで彩度濃いめで自分好み。
レタッチする手間が省ける。
便利なんですけど画質が最近のと比べると残念ですね。チルト式というと初代E-M1が気になりますね。GX7とあんまし発売年変わりませんがAFがしっかりしているなら3万で買えるのでありあり。
岩合さんが
なんでいつもフォーサーズレンズとE-M1ばっか使うのか昨日やっとわかりました。
それはチルト式液晶のほうが便利だからという結論に尽きる。オリンパスのチルト式は他にはE-M5の一部とE-M10だろう。パナは小型モデル以外はほとんどフリー液晶とかいうバリアングルだ。
フォーサーズレンズを使う理由は単に焦点距離が長いからだろう。
岩合さんはM.ZUIKOの12-40と40-150よりもZUIKO DIGITALの12-60と50-200をよくつかうと感じてる。それはやっぱりマイクロフォーサーズマウントの前者よりフォーサーズレンズのほうがレンジが長い。そして性能も良いのかもしれない。
だけど正直でっかくて重いレンズをチルト式でローアングルで使うと手がぷるぷるしそう。まぁそれを言うとバリアングルも同じなんだけど。ただやっぱチルトじゃないとローアングルはめんどい。
以上