ヘッドフォン探しをするとイヤホン以上に情報が少なく困った。そこで自分の感想をネットの海にばらまこうと思う。なんか納得できないとか共感があったらコメントください。
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- MDR-1A
- MDR-1AM2
- MDR-Z7MK2
- WH-1000XM3
- WH-1000XM4
- ・シュアのヘッドフォン(型番忘れましたすんません)1.5万~5万くらいのやつ数本
- HD 599
- HD600系統
- ATH-M50x
- ATH-WS770
- ATH-WS1100
- ART MONITOR ATH-A900Z
- ART MONITOR ATH-A1000Z
- ART MONITOR ATH-A2000Z
- ATH-AD2000X
MDR-1A
・低音~中音よりでライブ動画などを非常に好ましく聞ける。音が近いので迫力があり値段も安くて良い。低音はぼわついてる印象を受けるが迫力があるから多めに見ている。最近のピュアとかハイレゾライクな音ではない。これしかヘッドフォン持ってないので基準となる音である。ヘッドフォン特有の音の空間がありつつ、それでいてパット聞いて多くの人が好みのサウンドに仕上がっている。楽しく聞ける良いやつだ。音色は暖色系
以下試聴による感想
MDR-1AM2
・MDR-1Aをブラッシュアップさせた音とのことだが、別物である。ピュアというよりハイレゾ向けという感じだ。ハイレゾの強調の少ないフラットな音に、高音をたっぷり、低音を少し盛ることで楽しく聞けて空気感も感じれると思ったのだろう。音源にもよるが、椎名林檎や凛として時雨の高音は刺さる刺さる。低音はMDR-1Aより控えめだがある程度の量が出てる。高音が刺さるので刺激的な音でちょっと苦手だ。旧作のようなまろやかさはなく、今風の刺激のあって全体的には軽めの音という総評だ。軽量化という工学の課題に素晴らしい答えを出した反面、あんまりにも軽くて小さいので質感を損なっている。正直かわいそう。音色は寒色系
MDR-Z7MK2
・一聴したところ、変な音だなぁと思った。全体的に音が遠い。しかし、今思えば実はかなりいいヘッドフォンなんじゃないかって疑惑がある。ヘッドフォン全体で音を鳴らす系で、1AM2より角のたたないまろやかな音だった。たぶん音量をもっと上げれば濃厚な音になるのかもしれない。ただ値段が値段なのと2.5mmのバランスケーブル買うのがめんどくさくてやめた。音色はやや暖色系
WH-1000XM3
・実は正当なMDR-1Aの後継者な気がする。新品で3万円で終売付近までいったのはさすがソニー。デザインは久々にソニーらしい上品で大人向けでスタイリッシュ。素晴らしい。音は有線で電源、ノイキャン未使用時はスカッスカの1000円のヘッドフォンのほうがましな音を出す。こりゃないぜって感じ。そして次に電源を入れると、MDR-1Aのような音になる。ただ1Aよりも低音がわずかに少なくて自然な感じ。そこに高音も加わっている感じ。しかし音の質感は1Aのほうが上。まぁノイキャンやBluetooth、外音取り込みなどの機能がMDR-1A(二万五千円)に一万円加えた程度でできるわけない。ヘッドフォンとしては1万5千円がいいとこだろう。冷静に考えてあのサイズにバッテリー、マイク、外音取り込み機能などなどが盛り込まれているのは凄い。ノイキャンを使用すると急に低音が増える。ノイキャンで周囲の音はだいぶ消える。よくできているが、ある意味打ち消すためにノイズを発し続ける。それを隠すために低音を増やしているのではと。デザイン含めるとかなりいいモノである。しかしオーディオ好きが長時間楽しむ音質ではない。ちょっと粗い。ふつうの人には満足いくと思う。電源でDACを起動させないと評価の対象にもしたくないし、いいDAPでも最後にそのDACを通されるので何とも言えない気分になる。そもそもスマホユーザーが対象なのでお呼びじゃない。無線で使うとだいぶ粗い。音色は暖色系
WH-1000XM4
・前作の1000XM3と変わらないという評判があるものの、個人的にはいい方向に変わったと思う。低音を減らして自然な感じにしつつ、高音も伸ばして閉塞感を減らし、電源を入れずとも最低限の音質になった。デザインも変わりがなくイケテル。低音を減らしたと言っても僅かなもので、聞き疲れ防止とハイレゾを謳うためだろう。もちろん、設定で低音の量は変えられるので関係ない人には関係ない話だ。余談としてWHシリーズはヘッドフォンとケーブルを外すとφ3.5の普通のイヤホンジャックのメスが付けられる構造になっていて、バランス接続をZX300でできる。内部構造は知らんが実際に音はなる。GNDが分離されているのか謎で、もしそうじゃなければ断線状態に等しく、DAPに負荷をかけてしまうかもしれないので勧めはしないが音はなる。総評としてはかなり頑張ってるので嫌いではないが、やはり優先の同価格帯のヘッドフォンと比べると、低音が出ているようなんだけどどこか不自然で根本的に変に浅い(?)し籠ってる。無線は相変わらず粗い。しかし一般人がオーディオにハマるには十分すぎる音質。ヘッドフォン欲しいっていう一般人に間違いなく進められる。音色は暖色系。
その他ソニーヘッドフォンは数秒聞いて元の場所に戻してしまったのでノーカウント
・シュアのヘッドフォン(型番忘れましたすんません)1.5万~5万くらいのやつ数本
どれもなるほどなぁ、ベストバランスだねっていう音質。日本のとは違って角の立った特徴とかを持たせずに、無難に出すとこはある程度出すスタンスな音作りだと感じた。王道というか安定というかそういう言葉が似合うヘッドフォンばかりだった。一点気になったのは、日本のメーカーのものよりインピーダンスが高くて音量を上げる必要があること。日本のはポータブルオーディオを見据えてかインピーダンスが小さくてスマホでも聞ける。しかしシュアは家で聞く設計なので、インピーダンスが高い。いろいろな端末で聞くことがある場合はちょっと困るね。イヤホンつないだら爆音が流れるなんて嫌だし。個人的にはそこまで気にしないけど、ポータブルとして使うにはやっぱサイズがでかいかも。音色は比較的暖色系
HD 599
・ゼンハイザーのプリンみたいな色したヘッドフォン。こいつもシュアと同じような音の傾向。無難にいいと思った。気になった点としては、やや籠ってて(ゲインが足らない??)ボーカルが少し遠い。やっぱりウン万出すからにはビビッときたやつを買いたい。ということで除外した。音色は暖色系
HD600系統
・うん。これはHD599の二倍の価値があると思えるワンランク上の音であった。絶妙なチューニングがされていて家で本気でオーディオを楽しめるヘッドフォンだと思った。籠ることもなく出すとこは出す、そしてなんといっても音の広がる空間とゼンハイザーらしい力強さがあって非常に好印象であった。懸念点は値段とリケーブルの手段の少なさくらい。有力候補の一角となった。
ATH-M50x
・モニター用ヘッドフォンでアメリカのAmazonではめちゃくちゃ評判が良かった気がする。無難なチューニングだけど心を打つものはなかった。同価格帯の中ではおススメはできる。
ATH-WS770
・SOLID BASEシリーズの中核を担う機種。最下位の機種含めソリッドベースシリーズはとりあえず低音出しとけばいい的な安易なノリを感じる。しかしこの機種と最上位の1100は聞いてみたらわかるが、いい意味で期待を裏切られる。低音モデルなのにいわゆるソニー的なブーミーな低音はでない。超重低音のような大地を震わせる低音はしっかりでるが普通の低音は以外にも線が細いがメリハリがあって力強い。それでいて高音が強調されている。なので見通しがいいしある意味籠ってない。しかし一部の曲はへんな籠りを感じることもあった。中音域も値段相応以上に充実感がある。こいつはきしめんみたいなケーブルも相まって個人的に印象深い。実際1100よりこいつのほうが自分の好みに合っている。割と候補ではあった。ただの重低音モデルというような安い売り方ではなく、その二歩上の上級的なサウンドを低音をスパイスにしつつ取り入れようとしているところに非常に感心した。逆に普通の低音を求めている人はソニーのMDR-1Aを推奨するし中音域はかなり似ている。ただ高音の伸びはこいつが上。音色はやや暖色系
ATH-WS1100
・最上位機種だった気がする。こいつは770より高音がきつい。770と同じようなありきたりな高音モデルではなく、筋肉質な低音で低音モデルなのに籠らない、籠りにくいっていうかなり頑張っているモデル。低音モデルの一般的な概念を崩そうとしたのかもしれない。実際高音もかなりでててかなり特徴的。買わなかった理由としてはMDR-1Aが十分低音が出ることと高音がキツイこと。たまに聞くにはいいけどずっと聞きたいとは思わなかった。自分にとって攻撃的な音だからかもしれない。音色は中間。
ART MONITOR ATH-A900Z
・まず、何をもってこれをモニターというのだろうか。自分の思うのは地味な音を奏でるのがモニターモデル。しかしこいつときたらまぁまぁなリスニング向けヘッドフォンよりも楽しい音を鳴らす。籠りも少なく、低音が割と十分な量でている。サポートウィングが邪魔だがかなり完成されている一台。正直MDR-1Aの正統な上位互換といっても差し支えない。ボーカル近くて低音もでてて1Aのような籠りもなくて、音の空間が広くて広がりも感じれる絶妙なバランス。インピーダンスが高すぎないのもよい。高音も角がとれていてまろやかで刺さらない。低音と中音域を土台としていて嫌味もない素晴らしいサウンド。次はMDR-1Aの入れ替えでこいつを買うだろう。お値段以上のコスパと音質。一つ言うならリケーブル不可能。それさえなければね。高級なダイナミックイヤホン使っている人がかわいそうになるくらいのでき。やっぱヘッドフォンにイヤホンは勝てない。ねこぴくイチオシ。暖色のサウンドが好きなら絶対チェック。過小評価されすぎ。ただオーディオテクニカらしくないので古参から嫌われるのも納得。ただ古参の爺より大事にすべきは新規なのは間違いない。ボーカルが近くて特に女性ボーカルが素晴らしいので本当におススメ。
ART MONITOR ATH-A1000Z
・900Zの上位機種だが、性格がまったく異なる。あとこの機種は(半信半疑だが)エイジングが自分の聞いた個体はいまいちだったのか、ネットのレビューを信じられない。はっきりいってあんま好きではない。真っ赤なやつである。こいつはモニターって感じ。まぁ名前にも入ってますし。オーディオテクニカあるあるなのかもしれないが高音が強い、低音は弱めで中音域も薄め。別に滅茶苦茶悪いわけじゃないが値段とかを考えるといまいちだった。
ART MONITOR ATH-A2000Z
・ART MONITORの最上位機種のはず。こいつもあんまり人が触らなそうなお高めのコーナーにいるせいかエイジングとやらが不足しいまいちなのかもしれない。高音がきつい。チタンってこんな攻撃的なのかぁと感じた。たぶんそういうBAの音が好きな人はめっちゃ好きなんだと思う。ただ自分は自然さがないと思った。それにインピーダンスちょっと高いしリケーブルできない。値段もちょっとね。低音は高音と多少の中音域を殺さないためかかなり少ない。しかし筋肉質だから人によっては十分かも。やや寒色系の音色。
ATH-AD2000X
・開放型の元ハイエンドヘッドホン。こいつは別格に素晴らしい。開放特有の抜ける感じもあるのだがなんと低音が潤沢にでてる。ヘッドホンやイヤホンの低音というよりスピーカーの低音という感じ。攻撃的じゃなくて優しくて他を邪魔しないしノリを生む。まじでこの音を知らないで何十万のイヤホンを買うのは馬鹿らしい。イヤホンなんて補聴器の延長でいかに小型化するかに重きが置かれていて振動版が小さい。ヘッドホンは相対的に巨大な振動版故に場合によっては反応が悪くなる可能性もあるがやっぱり余裕が違う。こいつはそれを特に教えてくれる。でもこいつ2012年発売というなかなかの古株。リケーブルはできないし少し古っぽい。ただ音はいまだに一流。解像度も十分ありつつ、開放型なので密閉のように低音が反響してモアモアモコモコするがそれがすべて抜けるのでしっかり低音が出ているのに籠らない。低音は優しいが鼓膜に迫力が十分伝わる。上質な音の入り口を知れる。
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