nekopictures~ねこぴく!~

異次元の画角?! M.ZUIKO DIGITAL 7-14mm F2.8mm PRO


 

 

買った理由

オリンパス、いやマイクロフォーサーズはレビューのブログが少ない。前使っていたのがキヤノンだったせいかとても少なく感じる。特に少ないのが10万以上のレンズだ。安い単焦点ならまぁまぁ記事があるがPROレンズは12-40と40-150以外は極めて少ない。

 

ということで私のような初心者が少しでもオリンパスとそのユーザーのためになればと思い記事を書く次第。やる気次第ではあるが何度かに分けてやるつもりです。

 

7-14mm F2.8 PRO 

 

 結論から言えば買って良かった素晴らしいレンズであった。超広角なんて使わないかと思ったら結構使用頻度が高い。なぜなら換算60mmくらいであればこのレンズで撮ってトリミングすれば良いだけだからだ。

 

さすがのプロレンズなのでトリミング耐性がすばらしく高い。このおかげで最悪12-40proを持っていなくても事足りるようになった。勿論画質優先なら大三元は当然必携です(笑)

 

ちなみに自慢をかねていうと私はこのレンズを楽天ビックで買い

 

税込み127,825円で買った。この価格は実は価格ドットコムに張り付いていたレンズ馬鹿としては安いほうに入る。過去最安は116,000円であるが最安ショップではなく楽天ビックで買えたところに安心感がある。

 

ただこれでは終わらないのだ

 

楽天といえば唐突にセールをし、ポイントがたまる。なんとポイント8倍だったのだ。ということでポイントが10,224円分ついた。

 

つまり

 

127,825-10,224=

 

実質117,601円なのだ

 

えー最安値のショップで買えば良いじゃんwwと思った貴方。甘いんだよ!!

 

最安ショップの値段は一時間レベルで変動している。そしてそのせいで値段の変動が機敏には価格ドットコムに反映されない。しかもいつ最安値がくるかわからないのだ。増税前に買ったとはいえ歴代最安値はほんの数日だったうえに二度とその価格まで下がっていないのだ。

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7月以来最安値は12万半ば

 

でもまだ終らないんです。そのときオリンパスはキャッシュバックをしていてPROレンズは一万円キャッシュバックだった。つまり....

 

117,601円-10,000

 

=107,601円也

 

で、中古は良品は11万近いと考えるともう世界最安ですね。しかも楽天を始めて利用したからカードも一緒につくり後々7000ポイントといろいろな初回利用特典があって諸々で10000ポイントはたまりそうなのだ。

 

とりあえず楽天の買い物はかなりいい。最安値のその先へいく。

 

さて、そんな自慢はさておき本題

 

 実写編

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写真が下手くそなことを除けばフルサイズユーザーも驚く階調性の高さだと思う。そして周辺の画質も文句ない。やっぱケチって安いレンズ買わなくて良かったという瞬間だ。

 

これが換算14mm、つまりワイド端7mmの画像である。こう見ると広さを感じないかもしれないが換算24mmとかでは中央の雲は身切れする。

 

だからこのレンズを買ってから12-40mmという画角の12mmでは狭く感じるようになってしまった。換算24mmというと世間的には広角に入るのだが、そのさらに上を知ると狭いなぁとしか感じなくなる。

 

正直言ってもう手放せない。このレンズでしか得られない画角というのは唯一無二なのだ。

 

あとこのレンズと

 

パナソニック LUMIX 7-14mm F4 ASPH.

 

パナソニック LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH.

 

LAOWA 7.5mm F2 MFT

 

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

 

 

とで迷っている人に一言いえば

 

F2.8は偉大だぞ!レンズ飛び出てるけどあなた今までレンズフィルターに傷をつけたことありますか?不慮の事故で無い限りそう傷つけないですよね。安心してください。専用のかぶせしきフードもついてきますし。

 

夜にテールライトの軌跡をとったりスローシャッター派なら別だけど夕日を撮るとかだと最後は明るいレンズでないとiso上げなきゃいけなくなるから明るいレンズだと助かる。

 

他の暗いレンズと同じF値のとき、絞られることでより画質が上がるのでやはり一押し。あとこのレンズで一番使用頻度高いのはワイド端の7mm、次にテレ端の14mm。14mmもF2.8なので軽量でなくていいならこっちを強く薦める。

 

実際多分つけっぱになれる優秀なレンズなので重さと大きさは気になら無いと思う。E-M1にはベストバランス。E-M10でもこのレンズは普通に持てる。

 

このレンズが先おもりするとか著しく重いと言う人がいるけど個人的に12-40 proに毛がはえた程度で気にはならない。それよりも画質がいいので許せるしそもそもフルサイズの超広角見てからいってほしい(笑)タムロンのは例外として。

 

 

画質だが

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道ばたのじゃらし猫

 

これ超近接撮影さすがに超広角だからゆがみがでるのはしょうがないとしても周辺のヘンテコな流れ等は確認できないし、これだけの解像感がでるのだ。AFも高速だから適当にとってもうまくいく。レンズにくっつく位よれるのもこのレンズの美点。そのおかげでこのようにマイクロフォーサーズの超広角の7mmとは思えないボケを手に入れてるのだ。ボケもきれいで収差も見当たらない。

 

さて中心部の拡大

 

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はてなブログのせいで解像感が伝わらないかもしれないが、これが等倍を通り超して拡大したときの画像だ。色味もとても好きだ。シグマっぽい。透き通るように無垢で解像感からくる力強さがある。かなりの拡大なので多少のざらざら感は目をつむってくれ。そもそも広角レンズでこんな切り取り方はしないし(笑)

 

フルサイズユーザーにマイクロフォーサーズを舐めるなと言いたくなる。

 

目には見えなかった蜘蛛の糸、ねこじゃらしの毛、種と思われる部分の模様の一つ一つを手に取るように見ることができる。驚きだ。

 

超広角で超寄ってボケを作れるのは本当にメリットだと思う。マイクロフォーサーズでそれができるのはこれだけだ。超広角は難しいというけど寄れば割と楽しめるし斬新なことができそうな予感がする。

 

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オリンパスは空を撮るのが楽しい。この写真は大してオリンパスブルーではないのだが、ファインダーをのぞいたときにこの青イイねぇという瞬間が多々ある。超広角レンズはその空を余すことなく入れられる。空は晴れてさえいれば良い被写体に変わるのだ。

 

夏が終わりあの濃い青色の空はもう撮れないがとりあえず楽しい。

 

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超広角で花などを撮ってみた。花の向きがぱっとしないがお許しください。この中心からバーンと広がるような感じ(パースってやつか)がすごく面白い。中央の○はゴーストであるが、出目金型レンズとしてはかなり優秀なのではないだろうか。公式ホームページにある通り強い光源に対する耐性は事実であり驚くほどだ。ちなみにこの日は背景が白くなるほど太陽は明るかった。そんな太陽がこの写真の上部にはいた。また、これはワイド端であるが周辺まで画質の劣化を感じない。 ボケも変に丸い玉がでたりこっぴどい二線ボケも見当たらない。なだらかで自然な感じがしてとても良い。

 

文句のない描写だ。

 

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さっきの一枚よりさらに寄ってみた。こっちのほうがよく撮れてる。やっぱり変な色のゴーストでないし素晴らしい。キヤノンの50mmF1.8やパナの7-14mmf4ではこっぴどいゴースト、フレアにより(オールドレンズ愛好家ならそれもありだろうが最新のレンズでそれは困る)思うように写真が撮れないという苦痛を味わったかもしれない。色味はやや補正をいれたが花びらの質感の描写が気に入っている。こちらは花の花粉にピントを合わせたつもりでめっちゃ拡大したのがこれ

 

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すごいですよね。近接って結構画質落ちたり周辺流れるのはあるあるだけどオリンパスは最短撮影距離周辺もきっちりレンズの性能を高めてある。画質はかなりいいと思う。

 

また、これぐらい寄るといくらボケないマイクロフォーサーズとはいえ立派にボケを作れる。特に超広角はボケにくいがこう工夫をすれば良いだけなのだ。超広角はどのレンズも寄れるとこのブログで勘違いされたらたまらないのでいっておくが、広角で寄れるレンズは高いレンズ以外はそうない。このレンズも高いレンズの部類だが、その中では安いほうだ。

 

寄れるレンズの設計は難しい。シグマは画質主義なので寄れるレンズが少ない。これは簡単な話で近接撮影と遠景のレンズ設計は別だからだ。諸事情により守秘義務があるので詳しくは言えないが、近くの撮影画質は多くのメーカーが諦める。というのも超広角で大事なのは遠景であることが多いからだ。オリンパスは一切妥協していない。

 

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まったく面白みのない光景も超広角で見上げるように撮ると多少はましになる。唯一無二の迫力がでる。あとやっぱオリンパスの青は生き生きしていて好きだ。

 

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ちょっと緑に寄っていてなんか不愉快であるが、無機質な面白みのない人工物と空をとてもシンプルに撮ってみた。本当に要素の少ない写真であるが、これは超広角でないと収まらないのだ。相変わらずゴーストが素晴らしいくらい大人しい。あとこの写真ではアクセントになってくれている。

 

正直晴れは好きだがここまで晴れるとなんとも言えずつまらない。本当に電車しか写ってない鉄道写真で雲一つない写真をみると完璧過ぎる反面つまらなさを感じてしまう。

 

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超広角ならではの一枚である。この日あまりうまいカットはピンボケで得られなかったがましな写真が撮れた。ノーレタッチ。12mmくらい。

 

こういう写真の撮り方はねこ界隈では定番のやり方で、あらかじめAFを中央かサーチモードにしてねこのそばの地面にカメラを置いてファインダーを見ずにシャッターを切るのだ。これ簡単そうだけど難しい。

 

ねこ、いやアリエッティ目線の写真が撮れる。超広角はパースがつくので写真の中央にねこの顔がきて、他の部位がフレームぎりぎりにあると迫力がでる。私のねこ撮影の師匠は毎度圧巻の写真を連発する。

 

ただカメラを地面に置く(本当に)ので地面がコンクリだとぼろぼろになる。師匠のカメラはレンズもボディも底面がボロボロだ。師匠は同じレンズ、同じ画角で年単位で撮り続けるような方なので仙人のごとくファインダーを見ずともねこの収まり方やカメラを置くベストば距離感や位置、瞬間がわかっている。

 

 

 

迷ったら高い方を買いなさい。絶対に後悔はしませんから。おすすめです、妥協のないM.ZUIKO DIGITAL 7-14mm F2.8mm PROは。