nekopictures~ねこぴく!~

神レンズ?ボディキャップ型レンズBCL-1580


このレンズをご存じの方はオリンパスユーザーと一部のαユーザーであろう。

 

 

 

GIZMONのUtulens買うよりおすすめ。

 

 

 

BCL-1580とはオリンパスのアクセサリーとして

www.olympus-imaging.jp

このように今もたぶん販売されているレンズ、というかボディキャップだ。

 

 

オリンパスは非常に遊び心のあるメーカーでこんなものを作ってしまうのだ。似た発想にペンタのQマウントのトイレンズがあるがこちらはレンズではなくアクセサリーだ。

 

 

実は私がキヤノンをやめた理由が少しこのレンズにある(いや、レンズじゃないでしょうが)

 

 

キヤノンのラインナップの話は長々とはしないが、初心者向けレンズ、中級者向けレンズ、プロ向けレンズという並びになっている。しかし初心者と中級者向けのレンズは大概古いレンズが多く、また、明るくない。最新の単焦点はF2.8くらいだ。コンパクトだけど何万も払ってF2.8の単焦点というのはなんか貧乏さゆえに癪なのだ。

 

 

一方マイクロフォーサーズは明るいレンズが多くて安い。マイクロフォーサーズ界隈では明るいレンズの定義はF2以下だと思う。

 

 

キヤノンのレンズ群は正直プロ優先となっていて明るいレンズは高いし古いものも多く、またレベルの階層分けが徹底されているあまり窮屈であった。上位のラインナップは隙がなくきちっととしている。

 

 

一方マイクロフォーサーズはボディキャップレンズなんていう誰のためかわからないレンズがあり、遊び心を感じるし、その心にユーザーがいろいろな可能性を示していてなんかメーカーとユーザーの距離が近い懐の深いメーカーだなぁと思ってうらやましくなった。キヤノンなんて"Lレンズはよ買え"とささやくことしかしてくれない。

 

 

 

まぁとかく鞍変えをしてすぐこのレンズを買った。そうそう上位互換として

www.olympus-imaging.jp

 

9mmF8FISHEYEという魚眼レンズがある。これはアクセサリーと思いきやレンズなのか。だけど調べるときはオリンパスのサイトからアクセサリーを調べるとでてくる。

 

 

15mmF8は色が黒、銀、白、赤とあるの9mmF8は黒と白のみ。penにあわせて使おうね!という配色であるがあえて私はトイ感でるように15mmF8は赤、9mmF8は白を選んだ。いつかE-M1 MarkⅡとのあわせた写真を張るが非常にへんてこだ

 

www.four-thirds.org

このページからドレスアップを試してみればいい

 

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こんな感じ。ださいように見えるけど慣れるとかっこよくみえる

 

9mmF8は今度レビューというか買うの迷ってる人のために背中おす記事かきます。

 

私まだ初心者なので撮った写真をがっちり加工できないからほぼ素のままでエモい感じにはなりません。でも素で撮るとこんな感じだよっていうのは伝えられるかと思います。

 

うまい作例はここでみてね

photo.yodobashi.com

 

んで値段は

kakaku.com

私が買ったときはビックカメラで3000円くらいで、値段交渉してもっと

下げてもらえた記憶。まぁ中古やオークションで買っても別にいいと思う。

 

先に言ってしまえば描写は普通にレンズとして使えるレベルだけど解像度高いレンズを持っていない人には買うことを勧めない。なんでかというと解像度高いレンズをもっていれば心の余裕からこんなもんでしょとかなるけど本気でメインで使うにはちと問題が多い。あとオールドレンズしたい人にもめちゃめちゃおすすめできる。

 

かくいう私はこのレンズをE-M1買ってすぐ買ったけど最近まで防湿庫の番人でした。

 

さてさて行ってみますか

 

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安っぽいけどよーく見ると結構悪くない。

 

肝心なのは写り

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あのー、、無加工です。これ。

 

15mmだから換算30mmF8。なんか自然な画角ですよね。全体的に色がマゼンタが主張します。アンダーめで撮るのが肝ですね。ただマゼンタの主張により色が全体的にくすむ。

 

 

電柱が斜めに見えて"こいつ水平もとれんのか"と思われる方がいらっしゃると思いますが水平で撮影しています。これはレンズの周辺のゆがみによるものだと思います。一応水平で撮ったつもりです。このレンズは下についたレバーで操作するのですが近接撮影と無限遠で画角が少し変わります。近接になるにつれてわずかにレンズが前に繰り出してきます。

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レバー

 

 

空について

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オリンパスブルーはでにくい。このレンズも9mmF8のほうも。逆に出やすいのは7-14mmproと12-40mmpro。よくわからんがそのレンズたちはi-finishのときにすごい色をみせてくれる。

 

 

これを味と思えればよいがそう思えない人は酷評する。心の余裕が足りないのであろう。ただ個体差なのか私のレンズはフォトヨドバシのようにクリアに映らない。賞味3000円の製品だからもう何個か買って個体差を楽しむのもよかろう。

 

この古めかしい味のあるレンズはフィルム風レタッチが楽しい

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今っぽくない写真が現像一つで楽しめます。レンズ自体の解像度があんまし高くないのでなおさらです。なお現像はraw therapyのフィルムシミュレーション。一枚目の写真は撮って出しです。その時点でレタッチしないと達成しないような味が出てます。素晴らしい。

 

 

考えてみてほしいんですけど、オールドレンズ高くないですか?

 

もちろん明るいレンズや銘玉があり神格化されており、それらのもつ素晴らしい描写を無制限にデジタルで遊ぶのも楽しいです。

 

しかし庶民や素人にとってAFできないレンズとマウントアダプターを買って最近はまぁまぁするオールドレンズ収集はお財布に大打撃ですよね。

 

そんならお試しでこのレンズを買うのが一番だとおもいませんか?3000円でこのレンズが買えるなんてただみたいなもんですよ。しかもこのレンズは極薄で超軽量で操作は簡単。ポケットに入れておけばどこにでもいけますし気取らず撮影できると思います。生産いつまでするからわからないので早めのキープをお勧めします。

 

 

画質は

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中央付近

中央はオールドレンズの解放の比ではなく結構解像する。オールドレンズを拡大してみてみると画素数に対してレンズがついていけないのか靄がでるがこのレンズはそんなことが一切なくしかも収差もすくなくよく描写している。

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右端

周辺の画質はあきらめましょう。でもそのことが中央の被写体に緊張感を生んだり何とも言えない空間の演出の手伝いをしていると勝手に思い込むことにしています。

 

 

このレンズはとにかく使えるのでぜひぜひ買ってみたほうがいい。マイクロフォーサーズユーザーなら。

 

あとαユーザーはこれの改造したレンズを楽しむことができるので調べてみるといい。

 

 

3000円でこれっていうのはかなりお得だし高解像なレンズばかり持っていると逆に退行したくなるときがくるのだが、このレンズはそんなときにうってつけ。最新のレンズの優秀さがわかるし写真はレンズがすべてと教えてくれる。

 

 

今日はここまで次回は実践編

 

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次回予告

へたくそなりのこのレンズの楽しみ方と諸設定について。